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【新欧州分析】「露のハイブリッド戦に反撃」包囲網構築へ新段階に入った米欧情報共有

3月12日、英南部ソールズベリー近郊のウィンタースロウで、元大佐の襲撃事件に関連して乗用車を調べる英軍(AP)
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 英南部で3月、ロシア元情報機関員らが神経剤で襲撃された事件に絡み、米欧側がロシア外交官150人以上の国外追放に発展した背景で、英秘密情報部(SIS、通称MI6)などが収集した極秘インテリジェンスが英国から各国に提供されていたことが明らかになった。米欧の足並みが乱れれば、西側分断を狙うロシアのプーチン大統領を勢いづかせるため、英国は異例の情報共有で多数派工作を成功させた。新たな英露のグレート・ゲームの背後で熾烈な諜報戦が展開されている。

■いつもの露攻撃パターン

 「英国との連帯を示したばかりでなくロシアが欧州を揺さぶってきた『ハイブリッド戦』への反撃」

 元情報機関員襲撃事件を受け、米欧が露外交官を一斉追放したことを英紙ガーディアンは、こう評価した。

 英国では、事件は大統領選を2週間前に控えたロシアが国民の団結を固めるため、裏切り者への見せしめとして実行したとの見方が広がる。

 さらに、ロシアが2014年のウクライナ南部クリミア半島を一方的に併合して以来、米大統領選や欧州各国の選挙への妨害、サイバー攻撃や偽情報流布などを通じ、非軍事分野でも欧米を揺さぶってきたとの見方が有力だ。外交官の一斉追放の背景には、この数年間に積もったロシアに対する根強い不信感がある。ロシアは欧州の混乱を画策し、国民向けに欧米との対立をあおり、国際秩序を乱したとの解釈が広がる。

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