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【昭和天皇の87年】要塞を死守せよ! 関東軍の決死の反撃、ソ連軍は大混乱に陥った

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 一方、ソ連軍は明くる10日に爆撃機を投入、上空と地上から猛烈な砲爆撃を加えた上で、11日午後6時、圧倒的な火力を背に狙撃部隊が総攻撃を仕掛けてきた。これに対し守備隊は決死の斬り込み攻撃で応じ、戦力がはるかに上回るソ連軍を撃退した。

 13日には、要塞を見下ろす高所にソ連軍が続々と進出、奪還をはかる守備隊との間で激しい白兵戦が展開された。守備隊陣地の一つ、臨江台をめぐる戦闘の様子を、前出の監視隊員がこう書き残している。

 「敵が小臨江台の一番高い所を狙って攻撃し、これを占領して赤旗を掲げると、(守備隊の)小隊は下の方から攻め上りこれを奪回する。幾度となくこのような攻防戦が繰り返された。(中略)十三日夕刻、例によって薄井見習士官は抜刀指揮して逆襲を敢行し、陣地頂上に駆け上ったところを、敵の手榴弾(しゅりゅうだん)が命中しついに倒れた。彼は文字どおり七生報国の念願を果たし、弱冠二十二才にして臨江台の土と化した」

 圧倒的な火力をもって次々に攻め寄せるソ連軍に対し、何度も、何度も立ち上がる守備隊将兵-。

 腹部に銃弾を受け、要塞の仮包帯所に運び込まれた砲兵隊中尉は天に叫んだ。

 「おれは死なないぞ、もう一度やる」

× × ×

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