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【経済インサイド】「マグロ好みの食感」とは? 日本水産の完全養殖はこれが“切り札”だ

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【経済インサイド】
「マグロ好みの食感」とは? 日本水産の完全養殖はこれが“切り札”だ

初出荷間近の完全養殖マグロを紹介する日本水産の小林雄二執行役員=3月7日、東京都港区白金台の八芳園(山沢義徳撮影) 初出荷間近の完全養殖マグロを紹介する日本水産の小林雄二執行役員=3月7日、東京都港区白金台の八芳園(山沢義徳撮影)

 日本水産の小林執行役員は「小売業界でも水産資源の持続可能性に対する関心が高まっており、『喜鮪金ラベル』に対する反応は上々だ」と胸を張るが、「流通量が少なすぎるため、調達の選択肢にするのは難しい」(外食大手)との本音も聞かれる。

 とはいえ、漁獲量に左右されず、品質も安定した完全養殖のメリットは消費者にとって大きい。漁業の担い手不足を補う観点からも、さらなる技術革新が期待される。(経済本部 山沢義徳)

 日本水産 明治44(1911)年、創業者の田村市郎が、山口・下関で国司浩助らと始めたトロール(主に遠洋漁業で用いる底引き網)漁業が始まり。年間売上高は6359億円(平成29年3月期)で、マルハニチロの8732億円に次ぐ国内2位。極洋は2365億円。

 国内の水産大手の基盤となったのは、北太平洋やオホーツク海、ベーリング海でのサケ・マス漁だ。しかし、1970年代に米国とソ連が「200カイリ漁業水域」を宣言して以降、北洋漁業は衰退した。沿岸の漁業権を持たない各社は、海外からの買い付けや養殖事業、海外水産会社のグループ会社化や冷凍技術を生かした食品事業の拡大を進めた。

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