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【衝撃事件の核心】訴訟に発展の「かぼちゃの馬車」トラブル 一流サラリーマンらを投資に駆り立てたものは…

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【衝撃事件の核心】
訴訟に発展の「かぼちゃの馬車」トラブル 一流サラリーマンらを投資に駆り立てたものは…

シェアハウス問題の構図 シェアハウス問題の構図

購入動機とは…

 スマートデイズから物件を購入した2人の勤務先はいずれも東証一部上場の有名企業だ。今回の問題では、こうした30~40代の現役世代がトラブルに見舞われたケースが目立つ。安定した収入がありながら、彼らはなぜリスクのある不動産投資に踏み切ったのか。

 取材に応じた2人がともに口にしたのは、「将来への不安」という言葉だ。

 金融系企業勤務の男性は「僕らの世代は将来、年金も満足にもらえるかわからない。自分の生活を守るための保険の感覚で契約書にはんこを押してしまった」と唇をかむ。

 横浜市の男性も「10年後、20年後まで今の収入が保証されているわけではない。不動産投資は収入が落ち込んだときの自己防衛の手段と考えていた。それがこんなことになるとは…」と肩を落とした。

 また、被害拡大の一因として指摘されているのが、同社の拡大路線を下支えしていたスルガ銀の存在だ。スマートデイズなどへの民事訴訟の原告代理人を務める加藤博太郎弁護士は「スルガ銀から融資を受けるため、物件の販売会社が、オーナーの銀行口座の預金残高を改竄(かいざん)したケースもある。露骨な改竄を見抜けなかったスルガ銀の融資審査態勢はどうだったのか」と疑問を呈した。

 魔法が解けたシンデレラのように、バラ色の未来から一転、“ローン地獄”の境遇に追い込まれる人々を生んだ今回の騒動。

 スマートデイズの元役員は「人間は、不安が大きければ大きいほど夢にすがりたくなるものだ。その心理に訴えかけたのがわれわれだった」と振り返った。

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