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【経済インサイド】「最強トヨタ」が春闘先導役からの“降板”を宣言したワケ

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 連結売上高29兆円、本業のもうけを示す営業利益2兆2000億円(30年3月期見通し)-。圧倒的な事業規模を持ちながら、労使で愚直に議論を重ね、先行きへの危機感を共有する。また、社内やグループ内の結束を強化するため、これまでの春闘の“常識”を覆す回答を出す柔軟性も併せ持つ。ここにトヨタの強さの秘密がありそうだ。

 もっとも、火種もくすぶる。手当などを含めた回答やベア非公表を来年以降も続けるのか、という質問に対して上田氏は「会社の考えとしては、同様にしていきたい」と話した。一方、14日の労組側の会見で西野勝義執行委員長は、要求と異なる経営側の回答について、「複雑な思いがある」と吐露。来年以降に関しては「まだ考えていない」と、経営側との温度差を感じさせた。

 それもそのはず、製造業の労組は「組合員が安心感を抱き、消費拡大にもつながる」として、ベアに相当する賃金改善分の獲得を最重視し、その成果を具体額として職場の組合員に示してきた経緯がある。自動車総連の高倉明会長がトヨタの回答について「共闘という観点では問題を残した」と苦言を呈したのも、最大手のトヨタから足並みが乱れることを警戒しているからだ。

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