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【ソウルから 倭人の眼】日本は焦らねばならないのか 米朝会談めぐる日本の“孤立”に韓国は期待?

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 外務省関係者は「安倍首相はトランプ大統領と話し合ったし、4月には訪米もする。韓国の特使も訪日し、金正恩氏の意思を説明した。日本パッシングなんてピント外れだ」と冷静に語っていた。

 日本政府は、こと北朝鮮問題に関して焦りが禁物であることを、当然理解している。2002年に小泉純一郎首相(当時)が訪朝し、金正日(キム・ジョンイル)総書記に日本人拉致を認めさせ、拉致被害者を奪還した。当時、韓国各メディアは総じて小泉政権の日本を激賞し「日本がうらやましい」とまで言った。

 しかも、当時、小泉氏の訪朝に官房副長官として随行し、北朝鮮への安易な妥協を戒めたのは安倍氏だった。浮つかず、日本は石橋をたたいて渡るように慎重に対処してきた。

 それなのに、韓国メディアによれば、安倍首相は北朝鮮をめぐり「焦って、疎外感を感じている」というのだ。それほど、日本が孤立し、焦燥感を抱くことを期待しているのか。日ごろから安倍首相バッシングが好きな、韓国メディアによる「安倍憎し」の心情の表れかとさえ思ってしまう。

また日本のカネに期待?

 韓国では一方で、日本への“期待”もある。北朝鮮にからむカネの問題だ。

 中央日報は社説で「日本が最近の事態の流れから排除されたとし『日本パッシング』を心配するのも無理はない」と指摘。その上で、「日本は南北、米朝交渉から外れたが、将来の統一を前後に予想される対北経済支援で大きな役割を担える国だ。決しておろそかにしてはならない外交安保パートナーだ」という。

 統一にメドが立った時点で、日本は経済支援のために役に立つべきだそうだ。日本を批判する一方、経済的には利用するという韓国でよく見られるムシのいい主張である。ただ、勝手に心配するのは結構だが、日本は「排除された」と思っていないし「日本パッシング」を心配してもいない。

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