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【経済インサイド】欧州中銀の総裁ポスト 「盟主」ドイツは“悲願”の獲得なるか

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 ただ、ドイツがバイトマン氏を次期ECB総裁に推すとしても、執行部の人事で強い影響力を持つフランスやイタリアなど他のユーロ圏の主要国の支持を取り付ける必要がある。昨年には、フランス銀行(中央銀行)のビルロワドゥガロー総裁が候補として取り沙汰されるなど、既にさまざまな憶測が流れている。

 また、ドラギ氏の任期満了と同じ19年10月31日には欧州連合(EU)のユンケル欧州委員長(ルクセンブルク出身)、11月30日にはトゥスクEU大統領(ポーランド出身)の任期が相次いで切れる。みずほ証券の竹井豊シニアエコノミストは「ECBの執行部人事は、こうしたEU機関の主要人事も絡めて、各国の駆け引きやさや当てが繰り広げられる。『政治の世界』が含まれている」と話す。

 下馬評通りにバイトマン氏がECB総裁の座を射止めれば、51歳での就任で、独連銀総裁就任時と同じく最年少となる。日米のカウンターパートである黒田日銀総裁(現在73歳)やパウエルFRB議長(同65歳)と比べて大幅に若く、英イングランド銀行(中央銀行)のカーニー総裁(同53歳)とほぼ同世代だ。

 ユーロ圏の金融政策を討議するECBの政策理事会では、執行部6人に域内の各国中銀総裁のうち持ち回りの15人を加えた計21人が投票権を持つ。バイトマン氏は、金融引き締めに積極的な姿勢が最も強いメンバーの1人として知られており、ECB総裁に就けば金融政策は引き締め方向に傾くとの見方が出ている。

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