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【久保田るり子の朝鮮半島ウオッチ】米朝急展開なぜ? 「斬首」への恐怖が金正恩氏を駆り立てる

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 北朝鮮は建国70年で独裁3代目の金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党委員長がトランプ米大統領に会談を呼びかけた。なぜ、いまなのか? その動機は恐怖とみられている。金正恩氏は居場所を変えて暗殺を恐れているという。一方で、米朝会談の焦点は、米国の「北朝鮮の核廃棄」要求と、北朝鮮の「朝鮮半島の非核化」主張の対立だ。北朝鮮は米韓同盟で韓国にかかっている米国の「核の傘」(拡大抑止)も含む非核化、つまり在韓米軍撤退を要求する見込みだ。人道問題を重視するトランプ大統領は日本人拉致問題も取り上げるとみられ注目される。(※3月11日の記事を再掲載しています)

まただまされる?

 米朝関係は核問題で「緊張」と「対話」を繰り返してきた。1993年~94年の第1次核危機も、2002年秋の第2次核危機も、緊張が最高潮のときに局面が転換しており、情勢が急展開するのは今回で3度目だ。ただ今回は、過去の教訓から「また北朝鮮にだまされるのでは」との警戒感が強い。

 今回の急展開は北朝鮮が仕掛けてきた。金正恩氏の1月1日の「新年の辞」が契機だが、これほど急ぐ理由は何なのか。(1)国際包囲網の制裁による困窮(2)核ミサイルの完成(3)米軍事オプションへの危機感-などが挙げられているが、決め手は最高指導者、金正恩氏の恐怖とみられる。

 米韓軍は2年前から首脳部を攻撃する「斬首作戦」の訓練を本格化した。金正恩氏はこれに敏感に反応し、以来、地上や地下居所を日替わりで転々としてきたとされる。北朝鮮のサイバー部隊は2016年秋、韓国国防省のサイトにハッキングし、「斬首作戦」の具体的な情報を入手した。

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