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【クローズアップ科学】桜の王者「ソメイヨシノ」 見えてきた起源、クローンの弱点も(3月4日掲載)

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 代わって配っているのは東京・調布の神代(じんだい)植物公園に原木がある「神代曙(あけぼの)」。てんぐ巣病にかかりにくく、咲き方や時期はソメイヨシノに似て、花の色が少し濃いのが特徴だ。

 ソメイヨシノは近年、外来種のクビアカツヤカミキリによる被害が拡大。幼虫が幹の内部を食い荒らし突然、枯れてしまう。原産地の中国などから貨物に紛れて侵入したとみられ、環境省が今年1月に特定外来生物に指定した。

 枝にこぶができる異変も新たに見つかり、枝を切る対策が始まっている。原因は不明で今後、深刻化する可能性もある。

 ソメイヨシノは生育に優れる半面、枝が張って通行の邪魔になったり、根が道路を突き破って出てきたりしやすい。桜は枝を切ると弱りやすく、生活環境の点からもソメイヨシノ離れの動きが広がっている。

 例えば横浜市のバス通り沿いにある約1キロの桜並木では、枝が上に伸びて邪魔にならない「ヨウコウ」という品種に植え替え中だ。他の地域でも街路樹を中心に、別の品種への切り替えが進む。

 今後、桜の多様化が進めば、日本の春の風景も変わってくるかもしれない。

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