PR

ニュース プレミアム

【クローズアップ科学】高層ビル襲う長周期地震動 AI、スパコン活用…震災教訓に対策強化

Messenger

AI、スパコン活用

 より高度な研究も進んでいる。防災科学技術研究所は実物大の建築物を揺らせる実験施設で長周期地震動を再現。ビル崩壊の過程を理化学研究所のスーパーコンピューター「京(けい)」で詳しく解析し、新たな対策方法を模索中だ。

 地震を感知すると即座に空気圧でビルを浮上させ、揺れを伝えない免震構造の研究も一部で進んでいる。

 ビル保守サービスのNTTファシリティーズは、長周期地震動によるビルの動きを模型で調べ、制震ダンパーの最適な動きを解析。AIに学習させて動きを制御する研究に取り組む。

 人の安全対策も必要だ。気象庁は昨年、緊急地震速報に長周期地震動の予測情報を追加する方針を決めた。高層ビル内の状況を4階級に分類し、立っていられない階級3以上の地域に警報を出す。被害軽減に役立てる計画だが、開始時期は未定だ。

 東京理科大の北村春幸教授(建築構造学)は「超高層ビルでは家具がものすごい勢いで飛んでくることもある。いざというときにどう行動するか、日常から意識しておくことが大切だ」と話している。

あなたへのおすすめ

PR

PR

PR

PR

ランキング

ブランドコンテンツ