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【正論4月号】意外?実は徴兵制国家は世界の趨勢  評論家 八幡和郎

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 日本の場合、憲法第十八条の「犯罪に因る処罰の場合を除いては、その意に反する苦役に服させられない」という条項が故に、徴兵制は憲法違反だと解釈されてきた。災害時に国が国民に対して土嚢運びを手伝わせることは法律でも認められていることから、相当に無理のある解釈であるが、政府は近年も国会答弁などでそのような見解を明らかにしており、解釈の変更は難しいだろう。

 私は土嚢運びなどを含む「兵站」については法律が存在しないだけで、憲法上は実現可能だと考えている。フランス新方式のような防災などを想定した共同訓練、国防や愛国心に関する教育、簡単な軍事教練等、事が起きたときに志願者が円滑に出てくるような処置に関しても、政策的に良いかどうかは別にして、憲法違反だとはいえないように思う。むしろ、それを通じて志願者が増えれば、結果的に左派が心配する徴兵制の導入は避けられるのである。逆に言えば徴兵制の流れを止めるためにこそ、装備を近代化して少数精鋭にし、志願することが社会的な名誉であるという認識を広め、経済的な待遇を高めて入隊を促すべきなのである。

 八幡和郎(やわた・かずお)氏 昭和26(1951)年生まれ。東京大学法学部卒業後、通産省(現・経済産業省)に入省。情報管理課長などを歴任した。フランスの国立行政学院(ENA)に留学し、各国の徴兵事情にも詳しい。

※この記事は、「正論4月号」から転載しました。ご購入はこちらへ。

■ 4月号 主なメニュー ■

【特集 憲法と国防】

★弁護士 橋下徹×国際政治学者 三浦瑠麗 お花畑ニッポンの中心で徴兵制を語る

★国を守るのは「苦役」なのか  軍事評論家・元空将 佐藤守

★意外? 実は徴兵制国家は世界の趨勢  評論家 八幡和郎

★フランスとスウェーデンが徴兵制を復活させる理由  産経新聞パリ支局長 三井美奈

★兵役だけじゃない国を守る義務  防衛大学校名誉教授 佐瀬昌盛

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【特集 北朝鮮の魔の手】

★カリフォルニア州弁護士 ケント・ギルバート ×作家 竹田恒泰 中2病・韓国と、どう付き合う?

★やるんじゃなかった「平昌」五輪 文在寅ルーピー政権の末路  筑波大学教授 古田博司

★韓国はもうダメなら、日米だけで軍事演習を  評論家 潮匡人

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【追悼特集】

★西部邁 最後の夜 ドキュメント あの衝撃の死の謎   文芸批評家 浜崎洋介

★「死」の予告 西部邁は本誌に全て書いていた 連載「ファシスタたらんとした者」第14回再掲載

★西部邁 生まじめで気さくだった「大思想家」  青山学院大学特別招聘教授 榊原英資

★西部邁 酒とダンディズム、語られざる言葉  漫画家 黒鉄ヒロシ

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【特集 北の漂着船の正体…】

★ショート・ストーリー 上陸パニックが起きる日  拓殖大学教授 荒木和博

★本物の工作船は、こう侵入してくる  軍事ジャーナリスト 惠谷治

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★三宅久之 三男が激白! 朝日新聞よ、父がウソをついたというのか  狛江市議 三宅まこと

★貴闘力 独占インタビュー なぜ貴乃花は相撲協会に嫌われるのか

★台北駐日経済文化代表処代表 謝長廷が緊急寄稿  中国が台湾海峡の緊張を高めている!

★スクープ! ウソ慰安婦狩り証言 吉田清治の謝罪碑“陳情書” これが全文だ!  ジャーナリスト 大高未貴

★朝鮮人慰安婦だけじゃない「中国人慰安婦問題」ウソのポイント  歴史認識問題研究会事務局長  勝岡寛次

★習近平が怯える仮想通貨クライシス  産経新聞特別記者 田村秀男

★香港独立派・陳浩天インタビュー 中国当局の“弾圧”を告発!  NPO法人代表 石井英俊

★シリーズ対談 日本が好き! 言葉にできないけど美しい アナウンサー 渡辺真理×ジャーナリスト 井上和彦 

★松井知事よ! 新潟知事の反原発論はこう論破しろ    作家 豊田有恒

★現地ルポ 英雄ゲバラとキューバ楽園神話のウソ  評論家 宮崎正弘

※この記事は、「正論4月号」から転載しました。ご購入はこちらへ。

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