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【久保田るり子の朝鮮半島ウオッチ】民族に染まった平昌五輪 金与正氏は「感性独裁」の主導者

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 平昌五輪に派遣された女性応援団はそのプロたち。キーワードは「統一」だった。メディアの問いかけにも堂々と答え、応援では必ず「祖国統一」「私たちはひとつ」と叫んだ。

 管弦楽団の進化もめざましく、公演では「韓国版・美空ひばり」の異名を取るパティ・キムのヒット曲「離別」をはじめ「愛の迷路」「男は船、女は港」「道程」「Jへ」などの流行歌を披露し韓国人を熱狂させた。

 2015年の中国公演で金正恩賛歌の変更を求められた北朝鮮の「牡丹峰(モランボン)楽団」は、玄松月団長が「助詞ひとつたりとも歌詞を変えない」と公演をキャンセルして帰国した。だが今回は、曲名や歌詞を韓国向けに変更するサービスまでしてみせて、「同胞のみなさん、兄弟のみなさん、会えてうれしいです!」 と盛り上げた。

 圧巻は玄松月団長が歌った「白頭(ペクトゥ)と漢拏(ハルラ)は私の祖国」だ。白頭とは北朝鮮の聖地、白頭山のこと、漢拏とは韓国・済州島の名山、漢拏山のことで、ここでも「統一」を強調し、韓国人のロマンをかき立てたようだ。

「凍てついた心を文化が溶かす」

 北朝鮮側の「平和攻勢」に対し、韓国保守派は反対デモで警戒感を示し、若者の一部は違和感をみせたものの、メディアが強く批判することはなかった。韓国政府は政府予算28億6000万ウォン(約2億8000万円)を支出した。今回、韓国が陸、海、空路を開けてしまった南北交通を、パラリンピック後に再閉鎖するかは不透明だ。

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