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【野口裕之の軍事情勢】インドネシア高速鉄道計画にみる「日本の良心」と「中国の狡猾」どちらが信用できるか

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【野口裕之の軍事情勢】
インドネシア高速鉄道計画にみる「日本の良心」と「中国の狡猾」どちらが信用できるか

インドネシア西ジャワ州ワナカルタ村で、中国が受注した高速鉄道の「建設予定地」を指さす地主のイダムさん=2017年4月20日(吉村英輝撮影) インドネシア西ジャワ州ワナカルタ村で、中国が受注した高速鉄道の「建設予定地」を指さす地主のイダムさん=2017年4月20日(吉村英輝撮影)

 ドイツで今月行われた国際シンポジウム《ミュンヘン安全保障会議》での活躍は、河野外相の「ミッション」成功を予感させた。

 河野外相は名指しを避けつつ、中国による「現状変更」が海洋進出のみならず、《一帯一路》などアジア+アフリカ+中東へのインフラ投資も手段として使われている、と指摘。「操られないように注意しなければならない」と国際社会の対中連携を訴えたのだ。

 討論では米国のジョー・バイデン前副大統領が冒頭演説したが、内容はロシアが中心だった。だが、河野外相の発言を機に「(ロシアより)中国の方が問題ではないか」との声が強まり、オランダ首相やカナダ外相ら参加した他国要人を巻き込む議論に発展したのである。

 米副大統領(経験者)に比べ日本の外相の発言が格段に影響力を持った例は筆者には記憶がない。対中警戒感を外国要人に覚醒させる手腕を高く評価したい。

 河野外相が、縦横無尽に「対中ストーカー外交」に挺身すれば、インフラ投資を支える「素材」や「調理」の違いに地元国も気付くこと請け合いだ。

 ことインフラ投資に限れば、「力任せに中華鍋を振るう中華風」より「おもてなしの心を忘れず、繊細な出汁を大切にする和風」が勝っている。

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