産経ニュース

新設必修「歴史総合」 偏向是正規定も 高校授業は変わるか

ニュース プレミアム

記事詳細

更新


新設必修「歴史総合」 偏向是正規定も 高校授業は変わるか

 文部科学省が2月14日に公表した高校学習指導要領改定案(平成34年度から実施)に盛り込まれた新設必修科目「歴史総合」に注目が集まっている。近現代史を通史として学ぶ「世界史A」と「日本史A」に替わり、近現代の大きな社会変革に着目して世界と日本の関連性を複眼的に学ぶ初の歴史科目だ。一面的な見解だけを教えないよう求める偏向是正規定も新設され、自虐的と批判されることもあった従来の歴史教育の刷新が期待される。(社会部 花房壮)

ネルーが興奮した日露戦争

 「日本の戦勝は私を熱狂させ、毎日、新聞が来るのを待ち焦がれた。インドを、アジアを、ヨーロッパの隷属から救い出そうと思い、私自身が剣を取ってインドのために戦う英雄的行為を夢見た」

 後にインドの初代首相となるジャワハルラール・ネルー(1889~1964年)は自伝で、世界最大の陸軍国ロシアに非西洋国の日本が勝利した日露戦争の戦況への興奮を、臨場感たっぷりに記した。

 日露戦争の戦況に興奮したのはネルーだけではない。第2次世界大戦後に独立を果たしたアジア・アフリカ諸国の政治指導者の中には、ネルーと同様にロシアを破った日本に勇気と希望を抱いた人々が少なくなかった。

続きを読む

「ニュース」のランキング