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【安倍政権考】独立100年で初の首相訪問 バルト・南東欧 ちらつく中国の影 親日つなぎとめられるか

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 こうしたこともあり、昨年の一帯一路サミットで、英独仏は首脳の出席を見送った。だが、東欧ではハンガリーのオルバン首相のほか、セルビアのブチッチ大統領らも出席し、足並みが乱れている。政府関係者は「欧州では中国によるEU分断を警戒する勢力と、経済力をあてにする勢力がある」と実情を明かす。

 ブチッチ大統領と1月15日に会談した安倍首相は共同記者発表で「セルビアは地政学上の要衝に位置する西バルカン地域の安定を握る国であり、日本はセルビアとの関係を重視している」と秋波を送った。

 欧州統合に向けてセルビアのEU加盟を支持し、西バルカン諸国の改革を支援する「西バルカン協力イニシアチブ」を表明。政府開発援助(ODA)による開発支援や、防災・環境対策などで協力する構えだ。

 もっとも、巨額の資金を武器に攻勢をかける中国との差は大きい。日本がこの地域に継続的に関与を続け、経済発展などで目に見えた成果を示していけるか。安倍首相が掲げる「地球儀を俯瞰(ふかん)する外交」は道半ばだ。 (政治部 田村龍彦)

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