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【野口裕之の軍事情勢】中国が核の先制使用を容認 河野外相の米核戦略「高く評価」発言を高く評価する

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【野口裕之の軍事情勢】
中国が核の先制使用を容認 河野外相の米核戦略「高く評価」発言を高く評価する

北京の釣魚台迎賓館で、会談前に握手する河野太郎外相(左)と中国の王毅外相=1月28日(共同) 北京の釣魚台迎賓館で、会談前に握手する河野太郎外相(左)と中国の王毅外相=1月28日(共同)

 実際、中国人民解放軍海軍は1980年代に夏級SSBNを配備したが、戦略哨戒任務に就いていないと分析されていた。

 それが一転、1996年の包括的核実験禁止条約(CTBT)も手伝い、米露英仏中5カ国といえども核実験はやりにくくなる中、技術開発に自信を持った中国は2000年代に入ってなお、核戦力強化に邁進する。

 具体的には1980年前後、大陸間弾道ミサイル(ICBM)を配備したが、当初は対米抑止力を地上発射の固定サイロ発射型ICBMに頼った。やがて、移動可能で所在を秘匿できる車両搭載型ICBMへとシフトし始めた。そして、ついに最も技術レベルが高く、最も開発コストのかさむSSBNをプラットホームにした対米核戦力に、本腰を入れるに至る。

時間の問題だった「核戦争準備」

 さて、晋級SSBNが実施した、初の戦略哨戒任務が先制使用の決断を意味することは先述した。ただ、核兵器の先制使用に言及する人民解放軍関係者や西側・ロシアの研究者は過去に存在したし、人民解放軍の内部文書も報じられた。

 米海軍情報局(ONI)が2013年に戦略哨戒任務開始の可能性を発表後は、もはや人民解放軍の「核戦争準備」は時間の問題と観測されていた。

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