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【外交安保取材】「南京」が「天安門」となってブーメラン ユネスコ「世界の記憶」で中露に逆風

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【外交安保取材】
「南京」が「天安門」となってブーメラン ユネスコ「世界の記憶」で中露に逆風

天安門事件で少なくとも一般市民1万人が殺されたと報じる昨年12月23日付の英紙インディペンデント 天安門事件で少なくとも一般市民1万人が殺されたと報じる昨年12月23日付の英紙インディペンデント

 ロシアも中国と同様、世界の記憶に登録されることを可としない歴史がある。2015年にソ連時代のシベリア抑留資料が登録された際は、露政府が「政治利用」と反発した。日本政府はその際、資料を申請した京都府舞鶴市が姉妹都市のロシア・ナホトカ市の同意を得ている点を指摘し、「南京大虐殺文書」とは性質が異なることを強調した。

 世界の記憶をめぐっては、かつてソ連に併合されていたバルト三国(リトアニア、ラトビア、エストニア)で起きたシベリアへの強制移住に関する資料を登録する動きもあるといい、ロシアにとってもユネスコの制度改善は利害が一致するところとなっている。

 外務省関係者は「昨年10月の決議で局面は変わった」と話し、制度改善に向けた機運が高まっていることを強調する。決議に消極的だった韓国でさえ、「ここに来てそういった動きをみせれば、孤立しかねない」状況だという。

 さらに、制度改善に関してリーダーシップを示さなかった親中派のブルガリア元外相、ボコバ前事務局長(65)が任期を終え、新事務局長にフランス元文化相のアズレ氏(45)が昨年10月に選任されたことも制度改善には追い風だ。

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