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【野口裕之の軍事情勢】中国軍、朝鮮戦争再開に備え臨戦態勢に 海軍陸戦隊版「仁川上陸作戦」とは!?

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【野口裕之の軍事情勢】
中国軍、朝鮮戦争再開に備え臨戦態勢に 海軍陸戦隊版「仁川上陸作戦」とは!?

 裏切り者を習国家主席が座視するはずもない。共産党によるシビリアン・コントロール=文民統制や軍中央の統制力を強化するべく、軍制改革を大胆かつ独善的に進めてきた。

 軍の最大単位=7個の《軍区》を5個の《戦区》に再編したのもその一環。

 軍種間の意思疎通&協力を阻害する縦割りや装備・業務の重複・無駄をなくし、「実戦的体制を構築し、現代戦に適合させる」という。が、実態は軍閥に近かった軍区の、習近平指導部による解体→中央集権化だ。

 注目は北京の頭越しに「対北独自外交」を繰り広げる瀋陽軍区を北京軍区に吸収合併できるかだった。

 前哨戦として、瀋陽軍区勤務が豊富で、同軍区に強く影響を及ぼす軍区内外の反習近平系軍高官の大粛清を断行した。反面、北京軍区司令官に習国家主席が手なずけていた上将を抜擢するなど布石を打ってはいた。

 布石にもかかわらず、クーデターが起きた。

 クーデターは小規模で鎮圧されたが、かくも抵抗勢力が跋扈する不穏な情勢では、瀋陽軍区を北京軍区に吸収合併するもくろみが達成できる道理がない。逆に、瀋陽軍区は北京軍区の一部だった内モンゴル自治区を北部戦区へと編入。人民解放軍海軍の要衝・山東省も飛び地の形で獲得し、膨張に成功した。 

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