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【アメリカを読む】「経済より強く」「反米と戦う愛国心」トランプ氏を支持するエリート支配層が嫌いな人々

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【アメリカを読む】
「経済より強く」「反米と戦う愛国心」トランプ氏を支持するエリート支配層が嫌いな人々

 トランプ米政権の発足から1年の節目を前に、2016年大統領選の激戦州で白人中間層がドナルド・トランプ大統領(71)の勝利を後押しした東部ペンシルベニア州を訪れた。首都ワシントンなどのエスタブリッシュメント(エリートの支配階層)を嫌い、トランプ大統領を後押しする熱は衰えておらず、プロの政治家が20年大統領選でトランプ氏の再選を阻むのは難しいことを実感させられた。

「経済だ、愚か者」

 1月18日、政権による税制改革や雇用創出の成果を訴える舞台としてトランプ氏が選んだのは、ラストベルト(さびついた工業地帯)に位置するペンシルベニア州西部ピッツバーグ郊外の重機会社だ。社員らを登壇させて政権の施策をたたえさせると、トランプ氏は民主党のビル・クリントン元大統領(71)の大統領選で有名になったキャッチフレーズを口にした。

 「経済こそが重要なのだ。愚か者!」

 大統領選での代表的なスイング・ステート(揺れ動く州)であるペンシルベニア州は、1992年にクリントン氏が共和党から奪って以来、民主党が勝利を続けてきた。大方の予想を裏切って、同氏の妻、ヒラリー・クリントン元国務長官(70)にトランプ氏が競り勝ったのは、「忘れられた人々」といわれる白人中間層の後押しがあったからだ。

 重機会社の倉庫でトランプ氏の演説に声援を送っていた社員や支持者たちに聞くと、景気回復の実感はまだ沸いていないものの、将来に対する前向きな気分が出てきているという。

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