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誕生から10年「婚活」生みの親が男と女に鳴らす新たな警鐘

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誕生から10年「婚活」生みの親が男と女に鳴らす新たな警鐘

「婚活」という言葉が登場してから10年。誤解されていた側面もある(写真はイメージ) 「婚活」という言葉が登場してから10年。誤解されていた側面もある(写真はイメージ)

 「交際して別れる。いわば“リスク”を取れなくなっている。女性は『別れてしまうなら時間の無駄』、男性は『お金の無駄』と思ってしまう。つまり“恋愛はコスパが悪い”。もっとほかに楽しいことがあるだろう、と」

 また、恋愛よりも結婚が優先された結果、「条件面はともかく、交際してみたら良さが分かる人」が排除されてしまっている。

男よ変われ、女よ変われ

 山田教授が「婚活」を奨励してから10年。実態はむしろ、結婚が後退してしまっていた。いったい、どうしたら結婚できるのだろうか。

 「処方箋は、『「婚活」時代』で提示した方法と変わってはいないんです」と山田教授。

 結婚に対する考えを柔軟にすること。出会いの数を増やすため女性は積極的に外に出る。男性は経済力とコミュニケーションを身につけるために自分を磨く。これにつきるのだという。

 「日本の男性は、相手を積極的に誘ったり口説いたりすることができないですよね。間に何かを挟まないと、つまり街コンなどの場を設定したりしないと声をかけられないようです。その点で、自治体などの婚活支援は、積極的に誘えない男性の助けになることもあるようです」

 また、女性については「男性の好みは色々。ある研究者の調査では、女性の結婚の確率は、容姿や学歴、身長などで見ても差がなかった。美人だから結婚できるわけでもないし、容姿に自信がないからできないわけでもない。つまり、運によるところが大きい。だからこそ、出会う数を上げるしかない」。

 「婚活疲れ」という言葉さえ聞こえてくるようになった。経済力が足りない男性は結婚をあきらめ、女性は相手が見つからずに疲れ切る。

 「婚活」という言葉の生みの親である山田教授は、この10年を総括して、現代の男と女に警鐘を鳴らす。

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