産経ニュース

誕生から10年「婚活」生みの親が男と女に鳴らす新たな警鐘

ニュース プレミアム

記事詳細

更新


誕生から10年「婚活」生みの親が男と女に鳴らす新たな警鐘

「婚活」という言葉が登場してから10年。誤解されていた側面もある(写真はイメージ) 「婚活」という言葉が登場してから10年。誤解されていた側面もある(写真はイメージ)

 しかし、90年代に入ると恋愛と結婚が分離した。見合いの数も減った。結婚する年齢もばらつき、ライフスタイルも多様化した。

 「結婚とはライフスタイルを共有すること。男性は仕事、女性は家事という共通認識があった時代と異なり、今は“すり合わせる”努力が必要」

 バブル経済が崩れると社会の格差が拡大し、希望通り就職できる人とフリーターになる人と2極化する。男性が稼ぎ、女性が家事をする、という従来型結婚のための経済力を備えた男性が減る。

 「就職、結婚は若い人にとって人生の2大イベント。かつて当たり前にできていたことが、非常に努力しないとできないようになった。そういった社会の変化をわかりやすく伝えた言葉が『婚活』なんです」

誤解された「婚活」

 そこから10年。婚活をテーマにしたドラマが作られ、書店には婚活本コーナーが設けられている。婚活は、いわば“市民権”を得た。

 「以前は『結婚相手を探している』などと言ったら、“モテない”というレッテルを貼られたが、婚活という言葉が広まったことで、『結婚したい』と他人に言うことは恥ずかしくなくなり、むしろ活動しないと結婚できないという理解が広まったんです」

 社会も変わった。企業や自治体による結婚支援が盛んになった。婚活サイト、結婚相談所、街コン…。婚活をめぐるビジネスやサポートが街にあふれている。

 「婚活」は大ブームになった。ところが、未婚率は改善されていない。若い男女の未婚率は、「『婚活』時代」が出版される前の05年よりも、出版後の10年のほうが上昇しているのだ。

続きを読む

このニュースの写真

  • 誕生から10年「婚活」生みの親が男と女に鳴らす新たな警鐘
  • 誕生から10年「婚活」生みの親が男と女に鳴らす新たな警鐘
  • 誕生から10年「婚活」生みの親が男と女に鳴らす新たな警鐘

「ニュース」のランキング