産経ニュース

落語家が話芸を活字で残す理由 柳家小満ん師匠すでに27巻をネット通販

ニュース プレミアム

記事詳細

更新


落語家が話芸を活字で残す理由 柳家小満ん師匠すでに27巻をネット通販

実際にしゃべった内容を後進のためにテキストにしてネット通販している落語家の柳家小満ん師匠 実際にしゃべった内容を後進のためにテキストにしてネット通販している落語家の柳家小満ん師匠

 「かつて私たちは、速記本にはやっかいになったものです。文字になると言葉の使い方を確かめたり、立ち止まって考えながら学んだりすることができる。自分の師匠の速記本が出ると、ありがたがって買って宝物にしたものです」

 貴重な参考書であり教科書だったが、いまや音声や映像記録ばかりになってしまった。3代目・桂米朝(1925~2015年)、3代目・古今亭志ん朝(1938~2001年)など、近年の落語家の録音物から文字を起こした書籍もあるにはあるが、まれな例といっていい。

 だから、自分の記録が、いずれ誰かの参考になるだろうと「てきすと」の自費出版を続けている。

 「てきすとの会」スタッフによると購入者の中には落語家もずいぶんいるという。「『てきすと』を読ませていただいています」と話す若手もいるが、小満ん師匠は「稽古してくださいと言われたら、二つ返事で引き受けちゃう。私は大概のものをやっているからね。でも、この間、『加賀の千代』(上方落語の橘ノ圓都による創作落語)をと言われて、あっ、これはいっぺんもやってないから教えられない、ってこともあったけど」。後進の育成に意欲的なのだ。

続きを読む

このニュースの写真

  • 落語家が話芸を活字で残す理由 柳家小満ん師匠すでに27巻をネット通販
  • 落語家が話芸を活字で残す理由 柳家小満ん師匠すでに27巻をネット通販

「ニュース」のランキング