産経ニュース

山本雅賢と佐藤巧 27歳の同期2人が体操人生の岐路で見たもの

ニュース プレミアム

記事詳細

更新


山本雅賢と佐藤巧 27歳の同期2人が体操人生の岐路で見たもの

山本は競技生活に別れを告げたが、体操への愛着を再認識する日々を送る 山本は競技生活に別れを告げたが、体操への愛着を再認識する日々を送る

 2017年体操シーズン開幕前。山本雅賢(まさよし、27)=徳洲会=と佐藤巧(27)=同=は練習を終えて、施設内にある風呂につかっていた。

 おもむろに佐藤が問いかけた。

 「2人で駄目だったら、他の所属行って体操やらねーか?」

 山本は苦笑いを浮かべた。

 「え~ホンマに? 俺は無理やわ~」

 日体大で4年、徳洲会で5年、同じ釜の飯を食べてきた同期同士。短い言葉でも本音は伝わる。この年、2人はそれぞれ競技人生の岐路に立っていた。

■体操継続のための「条件」

 16年シーズン終了後、山本は自身の将来について考えていた。

 5歳で体操を始め、14年仁川アジア大会では団体総合と種目別あん馬で金メダル、個人総合で銀メダルを獲得した。さらに力を蓄え、26歳で迎えるリオデジャネイロ五輪に出場するという青写真を描いていた。しかし、選考会となった5月のNHK杯で24位に沈み、代表切符に指すらかけられなかったのだ。

 「本当は、リオで引退しようと思ってたんです。年齢的に僕らの世代は2020年東京五輪を狙うのはきついですから」。

 同学年は佐藤のほか、田中佑典(コナミスポーツ)ら。この時点で所属先の1つ上の先輩、亀山耕平は引退を示唆していた。

続きを読む

このニュースの写真

  • 山本雅賢と佐藤巧 27歳の同期2人が体操人生の岐路で見たもの
  • 山本雅賢と佐藤巧 27歳の同期2人が体操人生の岐路で見たもの
  • 山本雅賢と佐藤巧 27歳の同期2人が体操人生の岐路で見たもの

「ニュース」のランキング