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世界最後の秘境「北センチネル島」の謎 インド洋で外界の接触を完全拒否

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世界最後の秘境「北センチネル島」の謎 インド洋で外界の接触を完全拒否

 文字を有するのかも定かではなく、かつて言語を聞いた近隣の島民は理解できなかったという。宗教もあるのか不明だ。

近づく漁民を殺害、強い警戒心

 特筆されるのは、その警戒心の強さだ。外部からの接触を徹底的に拒んでおり、あらゆる調査に弓矢や石で応じている。2000年代に入っても周辺の島から近づいた漁民を殺害。嵐で座礁した船の乗員を殺したこともあるという。「部族が外部に敵対的行動に出る可能性があるため、(近くを通る)漁民たちに島を避けるように定期的に注意喚起している」(地元関係者)。

 インド側は1960年代以降、たびたび北センチネル島に接触を試みて、食料などを贈り物として島に運んだが無視され続けた。91年に初めて行政当局の連絡チームのプレゼントを受け取ったものの反応はなく、警戒はいまだ解けないままだ。

 地元政府によると、センチネル族は2001年の時点で、人口39人とされているが、正確な数字は分かっておらず、400人という説もある。04年のスマトラ島沖地震に伴う大津波で、部族の生存が危ぶまれたが、その後、調査に向かったヘリコプターに弓矢を放つ姿が撮影され、無事が確認された。

周辺では観光開発も…「未接触」を尊重

 数万年にわたって島に住んでいるとされるセンチネル族だが、現在では秘境を秘境のまま保持させる政策が採られている。

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