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【中国ウオッチ】中国初の無人宇宙実験室「天宮1号」 北海道南部、東北「3月落下可能性高い」 すでに制御不能か 中国は反論

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【中国ウオッチ】
中国初の無人宇宙実験室「天宮1号」 北海道南部、東北「3月落下可能性高い」 すでに制御不能か 中国は反論

 軌道を回る宇宙ステーションなどは退役後、地上からの制御によって南太平洋の深海エリアに落下させるのが国際的な慣行とされる。宇宙開発の専門家、●(=まだれに龍)之浩氏は科技日報に対し、天宮1号も「適切な位置、角度、体勢」の下で落下させると説明。具体的には落下時に方向を転換して「後退」の状態になり、逆推進力により軌道離脱を行うという。

 綿密な計算に基づき、正確にピンポイントで南太平洋上に落下させるというわけだが、欧米の専門家の見方は違うようだ。米政府と宇宙事業を展開している非営利団体「エアロスペース・コーポレーション」のサイトは、朱氏が「制御維持」を主張した後の今月10日に更新した記事で、こう主張している。「これは制御された再突入ではなさそうだ。公式な発表はないが天宮1号のコントロールは失われており、再突入までに制御が復活することもないとみられる」

 大型の宇宙ステーションなどが大気圏に再突入する場合、落下地点を制御するのが通例だ。だが、同サイトが米国防総省戦略軍統合宇宙運用センターのデータを分析したところ、最後に軌道の高度調整が行われたのは15年12月と判明した。米国の専門家は天宮1号が当初計画を変更して後継機の予備とするため長期間温存され、その結果、「燃料が尽きてコントロールを失った」との見方を米メディアに語っている。

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