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【野口裕之の軍事情勢】中国軍、朝鮮戦争再開に備え臨戦態勢に 海軍陸戦隊版「仁川上陸作戦」とは!?

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【野口裕之の軍事情勢】
中国軍、朝鮮戦争再開に備え臨戦態勢に 海軍陸戦隊版「仁川上陸作戦」とは!?

2017年7月30日、中国人民解放軍建軍90周年を記念した閲兵式で待機する兵士ら=中国内モンゴル自治区(新華社=共同) 2017年7月30日、中国人民解放軍建軍90周年を記念した閲兵式で待機する兵士ら=中国内モンゴル自治区(新華社=共同)

 ただ、安全保障関係者とシミュレーションした結果は先の朝鮮戦争を参考に、勝つ見込みのない米中全面戦争を避けるべく、38度線の突破は無論、38度線に近づくこともなく、《平壌の後方で米軍を牽制する》との結果が描き出された。米国主導の南北統一を防ぐハラだ。

 もう一つは、鴨緑江を渡河するものの、平壌手前までも進まず、100キロ先の北朝鮮北部に駐屯。当該地帯に集中する豊渓里など核・ミサイル関連施設を制圧する。

 一帯は中国の防衛識別圏でもあり、対中全面戦争は回避したい米軍も空爆を躊躇するエリアだ。逆説的には、北朝鮮の核・ミサイル関連施設建設は自動的に中国に守られている。

 こうした制約にある程度縛られる米国は、朝鮮半島の非核化で一致する中国との密約を具現化。習近平指導部の核・ミサイル開発の中断申し入れを突っぱねる北朝鮮を念頭に、米軍は北朝鮮北部占領を中国人民解放軍が担う展開を容認する。

 現に、米国のレックス・ティラーソン国務長官は昨年12月、以下公言した。

 「(38度線を)越える事態が起きても、状況が整えば南側に撤退すると中国に確約した」

 ティラーソン長官はまた、核拡散防止に向け、北朝鮮が保有する核兵器の確保手段についても「中国と既に話し合った」と語り、人民解放軍による北朝鮮北部の占領を強く臭わせた。

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