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【野口裕之の軍事情勢】中国軍、朝鮮戦争再開に備え臨戦態勢に 海軍陸戦隊版「仁川上陸作戦」とは!?

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【野口裕之の軍事情勢】
中国軍、朝鮮戦争再開に備え臨戦態勢に 海軍陸戦隊版「仁川上陸作戦」とは!?

2017年7月30日、中国人民解放軍建軍90周年を記念した閲兵式で待機する兵士ら=中国内モンゴル自治区(新華社=共同) 2017年7月30日、中国人民解放軍建軍90周年を記念した閲兵式で待機する兵士ら=中国内モンゴル自治区(新華社=共同)

 中国は朝鮮戦争で、義勇兵たる《人民志願軍》を送ったが、実体は人民解放軍所属の第四野戦軍。当時、人民解放軍で最強だった第四野戦軍こそ瀋陽軍区の前身で、朝鮮族らが中心となって編成された「外人部隊」だった。北部戦区は延辺朝鮮族自治州も含み、軍区全体では180万人もの朝鮮族が居住する。

 中国と北朝鮮の歴史的な《血の友誼》関係は、北部戦区と北朝鮮の間に限定されたのだ。

 山東省の海軍基地群を策源地に朝鮮半島西岸上陸を想定する海軍と陸戦隊は一定程度、習近平指導部が掌握している。けれども、北部戦区は山東省も新たに管轄下に置いており、反習近平派が海軍や陸戦隊と利権・カネを媒介に、気脈を通じる可能性はゼロではない。 

 つまり、習国家主席は北部戦区を再度解体しなければ、北朝鮮に直接影響力を行使できぬだけでなく、既述した北部戦区を使った鴨緑江渡河による米軍牽制も困難になり、北朝鮮北部の核・ミサイル関連施設も押さえられない。

 他方、海軍や陸戦隊を投射する平壌近郊上陸作戦にも黄信号が点滅するが、赤信号点灯の恐れのある鴨緑江渡河作戦ほどのリスクはない。

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