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【iRONNA発】働き方改革 「長時間労働=悪」記者の仕事には合わない 向谷匡史

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【iRONNA発】
働き方改革 「長時間労働=悪」記者の仕事には合わない 向谷匡史

神奈川・座間9遺体遺棄事件の取材をする報道陣。記者の働き方に「正解」はあるのか=平成29年11月1日(古厩正樹撮影) 神奈川・座間9遺体遺棄事件の取材をする報道陣。記者の働き方に「正解」はあるのか=平成29年11月1日(古厩正樹撮影)

 思い返せば週刊ポスト記者時代は、それこそ24時間が仕事だった。張り込みは日常の取材活動で、芸能関係者はもとより政治家、スポーツ選手、評論家…、事件の渦中にある人たちを追いかけ、張り込み、取材を試みる。もちろん締め切り時間のデッドラインまでトライする。

 1行のコメント、核心をつくコメントを取るために24時間を費やすのが記者の仕事であると同時に、手抜きして「無理でした」「不在でした」「取材拒否です」と言えば、それでも通る。労働時間は「自己の裁量」に委ねられるのがジャーナリストという仕事であり、私は自己の経験から、一律に労働時間に上限を設けることに反対する。

みんなちがっていい

 かの自民党筆頭副幹事長、小泉進次郎氏が4年前、こんな発言をしている。

 東大の学園祭である五月祭で、投資家の瀧本哲史氏との対談イベントの後、聴衆から「政治家を目指しているが、大切なモノは何か」と問われたときのこと。「体力が一番必要です」と笑顔で応じてから、こう答えている。

 「『ウチの会社は週1日しか休みがないブラック企業だ』なんて話を聞きますが、政治家はもっとブラック(笑)。休みなんてない。ある意味で非正規職の立場です。でも結局、自分で決めたことなんだから」(『週刊現代』2014年6月7日号)

 政治家をジャーナリストに置き換えれば、労働時間の長短で計れない職業であることがお分かりいただけるだろう。

 現代社会は多様化の時代だ。性的マイノリティーの存在を認め、「みんなちがって、みんないい」という金子みすずの詩を引きながらも、「働き方改革」となると、「みんな同じで、みんないい」という大合唱になる。

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