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「文春」「AERA」の「ホルモン漬け輸入牛肉が乳がんを増やす」は科学的根拠があるのか?

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「文春」「AERA」の「ホルモン漬け輸入牛肉が乳がんを増やす」は科学的根拠があるのか?

サシ(脂肪)が入った牛肉(平沢裕子撮影) サシ(脂肪)が入った牛肉(平沢裕子撮影)

ホルモン剤とサシ

 内閣府の食品安全委員会が「牛の成長促進を目的として使用されているホルモン剤」に関する「ファクトシート」(科学的知見に基づく概要書)を公表している。

 これによると、日本では1960年代に「肥育」目的の「天然型」ホルモン剤が承認され、実際に使われたが、99年を最後に農水省に「肥育」のためのホルモン剤の承認を申請する業者はいなくなり、現在に至っている。

 なぜ、日本で申請する業者がいなくなったかについては、2016年に河野太郎・消費者庁担当相(当時)がブログでこんな説明をしている。

 「肥育ホルモンを与えると赤身の肉の割合が増えるため、サシ(脂肪)を求める日本の生産者には投与するニーズがない」

 日本でホルモン剤が使われなくなったのは、霜降り肉を求める生産者が嫌ったからで、安全性とは無関係ということのようだ。

 なお、日本でもEUでも、「治療」目的のホルモン剤使用は行われている。つまり、EUの牛肉にもホルモン剤を使用したものはあるのだが、このことは問題にされていない。

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