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「文春」「AERA」の「ホルモン漬け輸入牛肉が乳がんを増やす」は科学的根拠があるのか?

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「文春」「AERA」の「ホルモン漬け輸入牛肉が乳がんを増やす」は科学的根拠があるのか?

サシ(脂肪)が入った牛肉(平沢裕子撮影) サシ(脂肪)が入った牛肉(平沢裕子撮影)

科学的根拠といったらこれではないのか

 ホルモン剤には2種類ある。1つは、もともと動物の体内にあるものを製剤化した「天然型」。もう1つは、科学的に合成した「合成型」だ。

 食品の安全性と品質に関して国際的な基準を定める「国際食品規格委員会(コーデックス)」(事務局・ローマ)は、「合成型」ホルモン剤について「残留基準値」を設定している。

 残留基準値は、人が一生涯にわたって毎日、摂取しても健康への悪影響がないとされる量(一日摂取許容量)をもとに設定される。その範囲内なら、その食品の安全性は確保されているという目安だ。

 「天然型」については、適正に使用される場合の残留は「人の健康に対して危害となる可能性はない」と、残留基準値を不要としている。

 日本も同様のスタンスだが、「自然に含まれる量を超えてはならない」という条件をつけている。

 日本に輸入される牛肉は、ホルモン剤の残留基準値が守られているか水際でモニタリング検査している。

 厚生労働省によると、2006年4月1日から17年3月31日の間に検査したアメリカ産やオーストラリア産の牛肉で、残留基準値を超えたものは1件もなかった。

 肥育目的でホルモン剤を使った米国産牛肉であっても、少なくともこの10年で“違反”した牛肉はなかった、ということだ。

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