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【野口裕之の軍事情勢】五輪に備え日本のTV会社に中継車せがんだ北の工作員 文在寅氏に読ませたいテロの真相

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【野口裕之の軍事情勢】
五輪に備え日本のTV会社に中継車せがんだ北の工作員 文在寅氏に読ませたいテロの真相

9日、板門店で開かれた南北閣僚級会談で共同報道文を交換する韓国の趙明均統一相(左)と北朝鮮の祖国平和統一委員会の李善権委員長(AP) 9日、板門店で開かれた南北閣僚級会談で共同報道文を交換する韓国の趙明均統一相(左)と北朝鮮の祖国平和統一委員会の李善権委員長(AP)

 そこで既述した通り、ソウル五輪の参加国急減を狙い、韓国が治安の不安を抱える国だとのマイナス・イメージを国際社会に流すべく、大韓航空機爆破テロを起こす。

 事件の総指揮は、金日成・国家主席が既に後継者指名していた長男で朝鮮労働党中央委員会の金正日・書記(後の総書記/1941~2011年)が執った。金正日・書記の命を受け、朝鮮労働党対外情報調査部が作戦を練った。

 ところが、金賢姫・元死刑囚ら工作員2人が事件前、北朝鮮旅券で共産主義国ハンガリーに入国し、ハンガリーからは偽造の日本旅券で出国したことで、テロ後は思わぬ展開となる。一連の北朝鮮の謀略をハンガリーが盟主・ソ連に通報。東側陣営の大半が「いくら何でもやり過ぎのテロ国家」との認識を持つに至ったのだ。実際、ソウル五輪参加の有無を明らかにしていなかったソ連や中国も参加表明し、他の東側諸国も雪崩を打って参加を決めた。

 さらにソウル五輪後、ソ連は1990年、中国は1992年に、それぞれ北朝鮮の猛烈な抗議を無視して、韓国と国交を樹立した。

 大韓航空機爆破テロは、北朝鮮の狙いとは正反対にソウル五輪参加国を増やし、世界中の非難や不信感を誘発。北朝鮮は国際的孤立を深め、100万人単位の餓死者を出す《苦難の行軍》を強いられる。

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