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【鉄道ファン必見】廃線まであと3カ月 JR三江線が突きつけるニッポン地方交通の課題とは

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【鉄道ファン必見】
廃線まであと3カ月 JR三江線が突きつけるニッポン地方交通の課題とは

ホームに停車しているJR三江線の車両の撮影にいそしむ鉄道ファン=広島県三次市のJR三次駅(松村信仁撮影) ホームに停車しているJR三江線の車両の撮影にいそしむ鉄道ファン=広島県三次市のJR三次駅(松村信仁撮影)

 再び駅にもどり、午後1時45分発江津行きに乗る。先ほどの列車と同じ場所に座るが、乗客は別の人だった。約1時間ほど、江の川を右に左にと景色を楽しみ、約1時間ほどで終点の江津駅へ。ホームにはお別れ乗車を楽しもうと大勢の客が待っていた。この列車は折り返し三次行きの「429D」列車となって、再び三次駅に向かう。

 実は三江線の廃止には伏線があった。国鉄分割民営化の際、廃線が検討されたが、当時は道路整備が不十分などの理由で廃止を免れた。その後、並行して道路の整備も進んだことで、平成24年10~12月、JR西日本は鉄道に加え、沿線のバス会社の協力も得て、運転本数を増やす「増便社会実験」をした。利用客の数を増やすためだけでなく、廃線後のバス路線転換の可能性を探るシミュレーションの意味合いもあった。

 JR西は社会実験の実施に先立ち、当時の佐々木隆之社長が「地域の実情にふさわしい鉄道のあり方を沿線自治体と協議したい」意向を表明していた。過疎化による沿線人口の減少に加え、ローカル線ではお得意さまとなる高校生の定期旅客も少子化で減る一方だった。

 18年と25年には豪雨災害でそれぞれ1年ほど運休となり、利用客が離れた。三江線の1日の乗車人数は4年には1409人だったのに対し、21年には324人と4分の1の水準にまで落ち込んだ。1日の乗車人数が1桁の駅も少なくなかった。

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