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【アメリカを読む】米国は中露の影響力増大を防げるか 米国家安保戦略を読み解く

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 ドナルド・トランプ米大統領(71)は2017年12月18日に発表した国家安全保障戦略(NSS)で米国の相対的な地位低下に警鐘を鳴らした。国際秩序の現状に修正を加える勢力に位置付けた中国やロシアの世界各地への進出の動きを米国の安全保障政策の基本方針を決める文書にあえて明記したのは画期的で、地域で「好ましい勢力均衡」を維持するためには、同盟国との緊密な協力こそが米国の力や影響力を拡大させると強調した。各地域の戦略をみていく。(ワシントン 加納宏幸)

【インド太平洋】

 NSSは地域戦略の冒頭でインド太平洋を取り上げることで、この地域に関与し続けるという政権の固い意志を示した。とりわけ中国に対しては強い警戒感をあらわにしている。

 米国が協力を模索しているにも関わらず、中国はインフラ投資や貿易で地政学的な野心をむき出しにし、経済力や軍事力を使って他国を自らが進める政策の前にひざまずかせようとしていると指摘している。

 特に南シナ海で進める人工島の軍事拠点化や急速な軍近代化で「米国の地域への接近が限定され、中国により大きなフリーハンドを与える」とみている。

 核・ミサイル開発を進める北朝鮮による挑発行為を抑止することも合わせて、インド太平洋で米国は米軍の前方展開能力を引き続き重視する。NSSには日米、オーストラリア、インドを加えた4カ国の協力も強化すると明記した。

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