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なぜ「けものフレンズ」は2017年の“覇権アニメ”になったのか

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なぜ「けものフレンズ」は2017年の“覇権アニメ”になったのか

「けものフレンズ」(C)けものフレンズプロジェクトA 「けものフレンズ」(C)けものフレンズプロジェクトA

 低予算かつ、作画の制作陣が約10人という少数体勢であったことも視聴者の共感を呼んだ。「このアニメは他の作品とは違う」。このような期待を抱いたアニメファンは多かったのではないか。

想定外のドッタンバッタン大騒ぎ

 だからこそ、アニメ版の最大の立役者、たつき監督のツイッター(短文投稿サービス)でのつぶやきをきっかけに起きた波紋は大きく、ファンの反発も強かった。

 「突然ですが、けものフレンズのアニメから外れる事になりました。ざっくりカドカワさん方面よりのお達しみたいです。すみません、僕もとても残念です」

 たつき監督が9月、自身のツイッターに書き込んだこの投稿は、瞬く間に広まり、リツイート(転載)は30万件以上に。ネット上で「たつきショック」と呼ばれる一大議論を引き起こした。

 たつき監督が作品から離れる理由について、同作の製作委員会は公式サイトで、たつき監督と制作会社「ヤオヨロズ」との条件不一致を挙げた。

 もっともアニメの世界では、第1期と2期で制作会社が変わるのは珍しいことではない。にもかかわらず問題が大きくなったのは、アニメに先行していたゲーム版が不調に終わっていたことが背景にあるとされる。

 ゲームとしての「けものフレンズ」は、いわば“オワコン”(終わったコンテンツ)。そのアニメ版の監督として、シリーズ構成、脚本まで担当し、心血を注いで人気作に押し上げたのがたつき監督だった-という文脈で、「人気コンテンツをドブに捨てるのか」「功労者を“のけもの”にするのか」といった論調がネット上を席巻。この件は、関係者が沈黙を守り続けたことで憶測を呼び、「アニメ作品は誰のものか」と議論はさらに白熱した。

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