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【びっくりサイエンス】過激アーティスト「スプツニ子!」を准教授に迎えた東大の狙い

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【びっくりサイエンス】
過激アーティスト「スプツニ子!」を准教授に迎えた東大の狙い

東京大学特任准教授に就任した「スプツニ子!」こと尾崎マリサさん(原田成樹撮影) 東京大学特任准教授に就任した「スプツニ子!」こと尾崎マリサさん(原田成樹撮影)

 そもそも、生産技術研究所は、戦時中に軍需産業の技術者養成を目的に設立された「第二工学部」を前身とし、日本で最初にロケットの発射実験を行ったことでも知られる。工学のほぼ全領域の技術をカバーするスペシャリスト集団だ。

技術力だけでは勝てない

 ところが、自ら一翼を担ってきた日本のものづくりの低迷が叫ばれて久しい。ソニーの携帯カセットプレーヤー「ウォークマン」こそ日本発だが、米アップルのスマートフォン「アイフォーン」、米アイロボットの掃除ロボット「ルンバ」など、最近では海外企業の企画・構想力に、技術で勝ると自負するわが国の企業が席巻されている。この事態を重くみて、「プロダクトマネジメント」ができる人材の育成に向かって立ち上がったというわけだ。

 生研では、昨年12月からデザインラボで、大学院の学生らによるプロジェクト型の開発研究が始まった。また、今年7月には企業4社と産学連携フォーラムも作り、構想を実現へと移す手法の在り方も探っている。

 基盤の発足は、こうした取り組みをいよいよ生研全体で体現しようというもので、(1)1人の天才の発想力に頼るのではなく「価値創造プロセス」というべき方法論を開発すること(2)産学官民の共創の場の創出(3)領域を超える人材の育成(4)ものづくり基盤技術の深化-に取り組んでいく。

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