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【原発最前線】活断層否定の火山灰が見つからない! 再稼働へ苦難続く北海道・泊原発

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【原発最前線】
活断層否定の火山灰が見つからない! 再稼働へ苦難続く北海道・泊原発

北海道電力泊原発3号機。沖合には海上保安庁のボートも見られた=平成24年5月5日、対岸の北海道・岩内町から(大西史朗撮影) 北海道電力泊原発3号機。沖合には海上保安庁のボートも見られた=平成24年5月5日、対岸の北海道・岩内町から(大西史朗撮影)

 新規制基準では、12万~13万年前以降に動いた可能性が否定できない断層を活断層と定義。重要施設の直下にあれば運転は認められず、近くにあっても地震の揺れ想定(基準地震動)が引き上げられる。北電は火山灰層以外で活断層を否定する調査・分析にも取り組んでいるが、12月8日の会合では評価されず、規制委は北電に地盤の追加調査を指示した。

「最後のP」に試練

 泊原発は、再稼働した九州電力川内原発1、2号機などと同じ加圧水型(PWR)。PWRは再稼働、審査合格で実績があり、泊原発は日本原子力発電敦賀原発(福井県)とともに、規制委に安全審査を申請したPWRでまだ合格していない「最後のPWR」などと呼ばれる。

 しかし、平成27年12月には規制委から基準地震動について「おおむね了」とされるなど、審査は比較的順調に進んでいた。風向きが変わったのは28年7月だ。基準地震動を決める最終的な手続きとみられた現地調査で、石渡明委員らが「審査会合で聞いていた説明とは若干一致しない事実がいくつかある」として新たな調査の必要性を主張した。

 特に積丹(しゃこたん)半島西岸には地震性隆起の特徴がみられるとし、規制委は活断層が存在する可能性を指摘。北電は活断層を否定する調査結果を示したものの、規制委は納得せず、北電は今年8月、沖合に活断層があると仮定して地震動を算出する方針に転換した。

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