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【原発最前線】活断層否定の火山灰が見つからない! 再稼働へ苦難続く北海道・泊原発

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【原発最前線】
活断層否定の火山灰が見つからない! 再稼働へ苦難続く北海道・泊原発

北海道電力泊原発3号機。沖合には海上保安庁のボートも見られた=平成24年5月5日、対岸の北海道・岩内町から(大西史朗撮影) 北海道電力泊原発3号機。沖合には海上保安庁のボートも見られた=平成24年5月5日、対岸の北海道・岩内町から(大西史朗撮影)

 北海道電力が再稼働を目指す泊原発(北海道泊村)の安全審査が、長期化する様相を見せている。原発敷地内に活断層がない証拠としていた約20万年前の火山灰層が、今年改めて調査したところ見つからず、安全性を規制委に明示できていないためだ。火山灰層は原子炉建屋を建設した際に大部分が失われたとみられている。来年1月までに再調査の結果を示す予定だが、内容次第では地震の揺れ想定が引き上げられる可能性もあり、再稼働がさらに遠のく。(社会部編集委員 鵜野光博)

原子炉建設で消失

 11月10日、泊原発の審査会合で北電が示した資料には、火山灰調査のため今春以降に開削した6カ所の露頭観察結果について、同じ言葉が6つ並んだ。

 「明瞭な火山灰を含む地層は認められない」

 北電は泊原発建設前、敷地内の断層の上に堆積している火山灰層が約20万年前のものとする年代測定を根拠に、活断層であることを否定していた。

 この火山灰層が確認された場所について同日の会合では「1・2号炉、3号炉の建設などにより消失し、敷地には原地形の残存がわずかな状況」と説明。12月8日の審査会合では、この資料に「火山灰主体と判断される地層は認められないものの、火山ガラスは認められることから、火山灰分析を実施している」と追記したが、当初11月下旬をめどとしていた分析結果の報告は、来年1月下旬に延期されることになった。

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