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【正論1月号】「立憲民主」という虚構にみる立憲民主党の“胡散臭さ” よみがえる「民主党」の悪夢 作家・ジャーナリスト 山村明義

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【正論1月号】
「立憲民主」という虚構にみる立憲民主党の“胡散臭さ” よみがえる「民主党」の悪夢 作家・ジャーナリスト 山村明義

衆院選の党首討論会で政策目標を掲げる立憲民主党の枝野幸男代表=10月8日、東京・内幸町の日本記者クラブ 衆院選の党首討論会で政策目標を掲げる立憲民主党の枝野幸男代表=10月8日、東京・内幸町の日本記者クラブ

 立憲民主党の「躍進」-。10月22日の衆議院総選挙の過程や直後から、マスメディアなどからそう指摘されるようになった。  

 立憲民主党は、本当に「躍進」したのか。また、立憲民主党とはいかなる政党なのか。  

※この記事は、月刊「正論1月号」から転載しました。ご購入はこちらへ。

 確かに同党は、今回の総選挙で、民進党出身の前議員は、15人全員が当選。小選挙区では13議席だったものの、比例代表選挙で1100万票を超える得票と42議席を獲得した。静岡1区で出馬し、当選を果たした青山雅幸氏をセクハラ疑惑で無期限党員停止処分にしたため、衆議院の合計議席で54議席となったが、結党から参加した参議院の福山哲郎氏を合わせると、現時点で55名の政党となっている。事前の総選挙世論調査でも、「立憲民主党に投票する」と答えた有権者が、全政党でも2位の30%近くいたことで、ほとんどのマスメディアは立憲民主党を持ち上げた。  

 だが、その一方で、保守陣営からも「希望の党から立憲民主党が分裂して出来たため、日本の政党は、右と左(リベラル)でわかりやすくなった」「立憲民主党は今後左傾化し、旧社会党のような存在になって縮小して行くであろう」-という評価を聞く。 

 実際に、立憲民主党が伸長した際、共産党の志位和夫委員長が「歓迎する」と賞賛した時までは、私自身もそう考えていた。しかし、本当にそうなのだろうか。

 確かに立憲民主党は、衆議院で12議席の共産党との共闘路線を今後どうするかに注目が集まってはいる。だが、仮に両党が合併をしたとしても、「改憲勢力VS護憲勢力」という物差しで見ると、いまや「護憲勢力」は2割以下に満たず、わずか約14%ほどにしか過ぎないのだ。

 かつて社会党が、全体の「3分の1政党」と呼ばれ、常に30%以上は確保していた日本の左派リベラル政党は、勢力全体では約半分以下になり、縮小傾向に拍車がかからなくなった状況だといって差し支えないだろう。  

 だからといって、保守層は安心しきって良いのかというと、それもまた違う。立憲民主党の役職や議員構造を見ると、それがよくわかるのだが、そのことに触れる前に今回「躍進」と言われた立憲民主党の総選挙の戦いぶりと思想の内容を振り返っておきたい。

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