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「偏差値40」「役立たず」「ボケが!」アカハラ、飛び降り、今度はパワハラ…山形大で何が起きているのか

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「偏差値40」「役立たず」「ボケが!」アカハラ、飛び降り、今度はパワハラ…山形大で何が起きているのか

センター長の手書きとみられる筆跡の書き置き(山形大学職員組合提供) センター長の手書きとみられる筆跡の書き置き(山形大学職員組合提供)

 こうしたアカハラについても、小山学長は「裁判中のためコメントは避ける」の一点張りで、学生を悼む声すらなかった。

 そんな中、今年10月には、山形市小白川町の本部キャンパスで男子学生2人が相次いで飛び降り自殺した。

 小山学長は「学生がどういう状況で亡くなったかは、本当の原因はわからない。しかし、そうした環境をつくったのは大学に責任がある」と大学側の責任に言及し、総合対策本部を同24日に設置した。

 飛び降りを防止するため校舎の3階以上の窓サッシは開閉を制限したり、学生専用のホームページには「悩みがあれば、1人で抱え込まず、相談窓口で話をしてください」とする学長メッセージを掲載。留学生や大学院生も含め、全8816人の在学生を対象に問診も開始した。

 平成16年春の国立大学の独立行政法人化以降、全国の国立大では学長の権限が増し、大学改革の成果を上げることばかりに目が行ってしまっているのではないだろうか。研究機関であると同時に、将来性ある学生を育てていく教育機関本来のありようを再考していく必要があるように思う。

 (山形支局長 柏崎幸三)

 山形大 昭和24年、山形高等学校、山形師範学校、米沢工業専門学校、県立農林専門学校などを母体に設立。人文、地域教育文化、理、医、工、農学部の6学部と7研究科(大学院)がある。学生数は学部7546人、大学院1282人。教員数913人、医療・技術・事務職員1345人。大学本部は山形市・小白川キャンパス(人文、地域教育文化、理学部)。ほかに同・飯田キャンパス(医学部、付属病院)、米沢キャンパス(工学部)、鶴岡キャンパス(農学部)など。

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