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ユーチューバーの仮想株式「VALU」売り逃げで物議 「市場の番人」関心も法規制の対象外 危うい一面も

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ユーチューバーの仮想株式「VALU」売り逃げで物議 「市場の番人」関心も法規制の対象外 危うい一面も

時価総額300億円も

 「VALUという金融イノベーション(技術革新)の促進と規制をどうするか。われわれの監視対象ではないが、何らかの自主規制は必要ではないか」

 証券市場の不正を取り締まる証券取引等監視委員会の幹部はこう指摘する。監視対象ではないものの、「市場の番人」として、今回の騒動に関心を寄せていたことをうかがわせた。

 VALUの規約によると、ツイッターやフェイスブックなどのSNSのフォロワー数などによって影響力が評価され、“時価総額”が算定される。

 人気ユーチューバーの男性は約266万人のチャンネル登録者を抱え、ツイッターのフォロワー数も約121万人(いずれも8月当時)。男性は“上場”当初からかなりの「有望銘柄」だったようだ。

 VALUは新しい資金調達手段として注目されており、会員数は現在約8万人。VAの発行者は約1万9千人で、時価総額のトップ「銘柄」は中小企業などの経営コンサルタントをしている男性だ。顧客から多くの成功者を出しているといい、メールマガジンの読者は約10万人。時価総額は300億円近くに達しているという。取引規模は拡大の一途をたどっている。

 運営会社のVALUは9月、今回の騒動を受け、一日に売買できるVA数を制限するなど利用者保護を強化する規約改定を行った。誤解を防ぐため、同社のホームページからは「株式」という言葉を削除した。

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