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泥棒が暴いた北朝鮮のセコ~い外貨稼ぎ 外交官宅に大量洋酒、パキスタンで密売か

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泥棒が暴いた北朝鮮のセコ~い外貨稼ぎ 外交官宅に大量洋酒、パキスタンで密売か

忍び込んでビックリ 忍び込んでビックリ

 特に目を引くのが大量の酒だ。1ケースが具体的に何本は明らかになっていないが、個人的に消費できる量ではないという。書記官は「違法に入手したものではない」と強調しているという。

イスラム国家に広がる闇市場

 では、大量の酒をどうして家に所有していたのか。

 「謎を解く鍵はアルコール類の闇市場にある」と話すのはパキスタン在住のジャーナリストだ。

 イスラム教国であるパキスタンでは飲酒や酒の売買は原則として禁止だが、ひそかに酒の取引は行われている。地下のマーケットでは、ドイツ産のビールが1本600ルピー(約640円)で販売されており、特に人気があるウイスキーではジョニーウォーカー「ブラックラベル」が8000ルピー(約8600円)で売買されるという。

 実は北朝鮮の外交官をめぐっては、この闇市場にからむ摘発が相次いでいるのだ。

 米政府系メディア「ボイス・オブ・アメリカ(VOA)」によると、2009年以降、パキスタン国内では、北朝鮮の外交官がからんだ違法酒類取引が少なくとも10件確認されている。

 2013年には北朝鮮の外交官が地元のレストランにアルコールを売っていたとして摘発された。大使館の車を使って顧客に直接アルコールを届けていたこともあったという。

 2016年にはパキスタン南部カラチに駐留していた北朝鮮の外交官が、許可された額のほぼ2倍の855箱の酒を持ち込もうとしたのが判明した。

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