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【クローズアップ科学】ヒトiPS細胞10年 山中伸弥・京都大教授に聞く 患者の思い胸に「これからが正念場」 

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【クローズアップ科学】
ヒトiPS細胞10年 山中伸弥・京都大教授に聞く 患者の思い胸に「これからが正念場」 

ヒトiPS細胞の発表から10年の思いを語る山中伸弥・京都大教授=10月30日、京都市左京区の同大iPS細胞研究所(寺口純平撮影) ヒトiPS細胞の発表から10年の思いを語る山中伸弥・京都大教授=10月30日、京都市左京区の同大iPS細胞研究所(寺口純平撮影)

 --難病の薬では先月、進行性骨化性線維異形成症を患う兵庫県明石市の山本育海(いくみ)さん(19)を対象に最初の治験が始まった

 「小学6年生のとき私に会いに来て、自分の細胞でiPS細胞を作り研究してほしいと言ってくれた。こういった出会いが研究の後押しになっている。iPS細胞は、ある意味で患者そのもの。実験をしていると元の細胞を提供してくれた患者のことが頭に浮かび、早く治してあげなくてはという気持ちが強まる」

 --筋萎縮性側索硬化症(ALS)で闘病していた篠沢秀夫・学習院大名誉教授は先月、亡くなった

 「先生からは『治療法を開発してほしい』と手紙をいただいていた。研究室に飾り、その思いを感じながら仕事を進めている。ALSは一番やっつけたい病気の一つ。早くなんとかしたいが、残念ながらまだそこまで至っていない」

必ず患者に貢献する

 --医療に携わる研究者に求められる姿勢とは

 「研究者である以上、いい研究をして論文を書くことは絶対にやっていかないといけない。それをやりながら、どんなに時間がかかっても必ず患者に貢献するんだという気持ちを持つことだ。研究は大変だが、それがあればやっていける」

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