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【野党ウオッチ】「政権交代が確実でない限り都知事は投げ出さない」保身、誤算、ボタンの掛け違い…希望の党の敗因を再検証

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【野党ウオッチ】
「政権交代が確実でない限り都知事は投げ出さない」保身、誤算、ボタンの掛け違い…希望の党の敗因を再検証

初の両院議員懇談会であいさつを終え一礼する希望の党の小池百合子代表(奥前列中央)=10月25日午後、衆院第1議員会館(斎藤良雄撮影) 初の両院議員懇談会であいさつを終え一礼する希望の党の小池百合子代表(奥前列中央)=10月25日午後、衆院第1議員会館(斎藤良雄撮影)

 前原氏は「首相指名選挙で小池に一本化すれば政権交代も夢ではない」と考え、小池氏の衆院選出馬を前提に合流へと一気に舵を切った。だが、小池氏は出馬せず、民進党は希望、立憲民主党、無所属議員の3つに分裂。漁夫の利を得た自公に大勝を許した。一世一代の大勝負で詰めが甘かったと言わざるを得ない。

 前原氏は公示の5日前まで「小池氏は最終的に出馬する」と信じていた。小池氏に出馬を要請したのも、2人がひそかに合流構想を温めていた9月下旬に仲介人を通じて「都知事を辞任する選択肢もある」との意向が伝わってきていたからで、信じる根拠がないわけではなかった。

 合流も、共産党との共闘に固執する左派5~6人を除く全員を希望に移籍させるか、共産党を除く野党統一候補として無所属で出馬させるつもりだった。小池氏の「排除」発言で民進党が分裂し、立憲民主党が躍進したことは、前原氏にとり目算外れだったのだ。

 保身、誤算、ボタンの掛け違い…。さまざまな思惑が交錯した結果、野党が目指した「安倍1強政治」の打破は今回も夢と消えた。再編論もあるが、野党第一党の立民は「野党再編を考えた瞬間に失速する」(枝野幸男代表)と消極的で、二大政党制の実現は遠のくばかりだ。 (政治部 豊田真由美)

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