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【ソウルから 倭人の眼】スワップの次の関心→トランプ氏訪韓 日本と比較「たった1泊コリア・パッシング」のひがみ

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【ソウルから 倭人の眼】
スワップの次の関心→トランプ氏訪韓 日本と比較「たった1泊コリア・パッシング」のひがみ

10月13日、韓国南部・釜山に入港した米原子力潜水艦ミシガン。北朝鮮による脅威の最前線にあるとの意識もあいまって、米国から軽視されているのではないかとの不満につながっている(ロイター) 10月13日、韓国南部・釜山に入港した米原子力潜水艦ミシガン。北朝鮮による脅威の最前線にあるとの意識もあいまって、米国から軽視されているのではないかとの不満につながっている(ロイター)

 韓国紙によれば、大統領府関係者は「実際の滞在時間は日本と変わらない」と説明したという。「国賓として訪韓する」「日本では予定にない国会での演説を、韓国だけでする」と大統領府は、日数よりも訪問内容が重要であると説得に懸命な様子だった。

 にも関わらず、韓国メディアは納得がいかないようだ。予想通り、翌18日付の韓国各紙は“不公平感”や不満をあらわにした。

韓国を素通り?

 「韓中日のうち韓国だけが1泊2日」「国賓訪問なのに1泊2日は短すぎるとの指摘もある。前回1992年に国賓訪問したブッシュ(父)元大統領のときは2泊3日だった。他の大統領も国賓訪問の際は3、4日ほど滞在した」(朝鮮日報)

 「1泊国賓訪問」に対して『コリア・パッシング(韓国を素通り)』との声が出ている。日中での日程は2泊なのに、25年ぶりの国賓訪問の韓国での日程は1泊だけというのはコリア・パッシングではないのかと野党議員が一斉に指摘した」(中央日報)

 「トランプ米大統領の訪韓は日本と中国の訪問にはさまれている。韓国がただの経由地になってはならない。今回こそ韓国の戦略的価値が日本や中国に劣っていないことを認識させ、コリア・パッシングという言葉がなくなるようにせねばならない」(東亜日報)

 「韓国冷遇論が浮上」「大統領府がトランプ大統領の滞在期間に神経をとがらせている。トランプ大統領が日本で(韓国より)1日多く滞在することをめぐり、政界で『韓国冷遇論』が浮上しているからだ。米国の大統領が日本より韓国に1日短く滞在することは無視していいことではない」(ハンギョレ紙)などと報じている。

 保守系の最大野党、自由韓国党の議員からは「時間が絶対的に少ない」という不満はもちろん、「韓国と米国が仲がよくないから、韓国の問題を日本と協議するのではないか」と、ほとんどひがみ同然の邪推まで出ている。

軽視されることへの不安

 大統領府関係者は韓国メディアに対し、訪日初日の5日が日曜日に当たっており、実質的に差はないとの説明をしたという。「トランプ大統領の国賓訪問で重要なのは何泊するかではなく、韓米両首脳の合意と共感だ」(中央日報)とし、どうにか納得しようとする意見もある。

 しかし、韓国メディアが政界の声を引用してまで指摘するように、「韓国素通り論」など、北朝鮮をめぐる朝鮮半島問題の当事者であるにも関わらず、「韓国だけが置いていかれる」ような疎外感や焦燥感は、うんざりするほど伝わってくる。

 同時に韓国世論は、米大統領の滞在が数の上で1日短いことを「韓国軽視」と受け止めている。この「軽視されている」「存在を認められていない」との切ないまでの独特の思い込みや被害感情も、相変わらずだ。

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