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漁獲量No.1の台湾のサンマが「秋の味覚」と無縁なワケ 焼き肉店でも…日本人に不満の食べ方とは?

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漁獲量No.1の台湾のサンマが「秋の味覚」と無縁なワケ 焼き肉店でも…日本人に不満の食べ方とは?

台湾の「煎り焼きサンマ」とトマト煮の缶詰(田中靖人撮影) 台湾の「煎り焼きサンマ」とトマト煮の缶詰(田中靖人撮影)

 秋の味覚サンマが今年も不漁だという。漁獲量最多の台湾も過去2年は減少傾向にある。だが、不漁を伝える報道は皆無に近い。台湾は域内の消費量をはるかに上回る漁獲量があり、大部分を中国や韓国に輸出しているためだ。台湾でも「庶民の味」として定着しているサンマだが、主流は冷凍品で季節感と無縁なことも背景にありそうだ。(台北 田中靖人)

触ると固く

 台北北部の「浜江市場」。鮮魚の小売店が並び、早朝から買い物をする市民でにぎわう。その中で、氷も敷かずに置いてある「1山100元(約370円)」のサンマを見つけた。5匹なので1匹あたり20台湾元(約75円)と、他の魚と比べても安い。触ると固く、冷凍品と分かる。

 近くの店には、発泡スチロールの箱で氷水に入れたサンマがあった。「きれいでしょ。ウチは生を日本から輸入している。他はみんな冷凍品だよ」。値段は1匹75台湾元(約280円)と4倍近く違った。

 2013年以降の漁獲量は台湾が日本を抜いて1位となった。15年は台湾、日本、中国、ロシア、韓国の順となっている。

 台湾のサンマ船は冷凍設備を備えた大型船(990トン級)が主流で、サンマの漁期(8月~10月末)以外は、イカを取っている。いったん港を出ると漁期を終えるまで戻らず、サンマは船内で冷凍・箱詰めして持ち帰る。

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