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【衝撃事件の核心】東日本大震災慰霊の地に捨てられた女性の命 「千年希望の丘」死体遺棄事件を追う

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【衝撃事件の核心】
東日本大震災慰霊の地に捨てられた女性の命 「千年希望の丘」死体遺棄事件を追う

近くの空き地で女性の遺体が遺棄された震災慰霊公園「千年希望の丘」=10月9日、岩沼市押分(千葉元撮影) 近くの空き地で女性の遺体が遺棄された震災慰霊公園「千年希望の丘」=10月9日、岩沼市押分(千葉元撮影)

 東日本大震災の津波の記憶を千年先まで伝える-。そんな想いが込められた宮城県岩沼市の「千年希望の丘」。平成23年3月11日、高さ10メートルの丘が高さ約8メートルの津波から人命を守り、震災後に造成された丘の下には、震災廃棄物が埋まっている。命を助け、失われた命でできた丘。そこに遺体が遺棄された。犯行は9月30日夕から、翌朝にかけてとみられ、その時間帯のすぐ後には、現場そばで被災地の復興を祈るマラソン大会が開かれ、全国から集まったランナーが震災の犠牲者を悼んでいた。慰霊の場所に遺体が遺棄されたことに、怒りや悲しみ、やり切れなさが広がっている。

 宮城県警岩沼署が、「岩沼市押分地区における女性被害の死体遺棄事件の発生について」を発表したのは、10月9日夜。同8日朝に犬の散歩をしていた近くの住民が遺体を発見したといい、県警は同署に90人体制の捜査本部を設置した。

 遺体から数メートル離れた場所にサンダルや布製のトートバックがあり、バックの中にはハンドバッグ、千円入りの財布や免許証などが入っていた。

 遺体は右足などが粉砕骨折していたほか、肋骨(ろっこつ)の複数カ所を骨折し、肺挫傷のけがも負っていた。死因は多発性外傷で、死後1週間程度。高所から落下した可能性もあるが、頭部への損傷が見られないことから車にはねられたとみられている。

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