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【映画深層】主演は高橋一生 映画界注目の25歳・二宮健監督初の商業作が公開

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【映画深層】
主演は高橋一生 映画界注目の25歳・二宮健監督初の商業作が公開

映画「THE LIMIT OF SLEEPING BEAUTY リミット・オブ・スリーピング ビューティ」の1場面(C)2017 KingRecords。現実と妄想がめくるめく 映画「THE LIMIT OF SLEEPING BEAUTY リミット・オブ・スリーピング ビューティ」の1場面(C)2017 KingRecords。現実と妄想がめくるめく

 25歳の若さながら、手がけた自主映画はすでに40作品を超える。「改めて数えてみたら、それくらいありました」と笑う二宮健監督(25)が満を持して取り組んだ初の商業映画が、10月21日公開の「THE LIMIT OF SLEEPING BEAUTY リミット・オブ・スリーピングビューティ」だ。これまでにも商業映画の依頼はあったが、「やっと公開までいけた」と胸をなで下ろす。

めくるめく妄想の世界を映像に

 「リミット・オブ・スリーピングビューティ」は、30歳目前の売れない女優を主人公に、現実と妄想、過去と現代が錯綜(さくそう)する幻想的で彩り豊かな世界観を織り上げた作品だ。

 女優を夢見て上京したオリアアキ(桜井ユキ)は、ふと立ち寄ったバーでサーカス団を主宰するカイト(高橋一生)と出会う。それから10年。29歳になっても女優として芽が出ないアキは、マジシャンの助手をしながら、カイトと過ごした美しい時間の記憶を糧に妄想の世界にふけっていた。

 2014年に劇場公開され、翌15年のゆうばり国際ファンタスティック映画祭で審査委員特別賞を受賞した中編「眠れる美女の限界」がベース。製作のキングレコードから「長編でやらない?」と声をかけられ、面白そうだなと即答したが、納得していた作品をいったん壊して、また納得できるまで構築する作業はハードルが高かった。

 「もともとは父娘の話だった。それを父親とアキとの関係性を踏まえつつ男女の関係に変えるには、カイトという人物はどうあるべきか、ということをすごく考えた」

 妄想の物語なので、さまざまな設定も可能だった。

 「一時期は、アキがいろんな次元に5人くらいいる群像劇みたいになったこともあった。今でも相当ややこしいと思われるかもしれませんが、だいぶシンプルにしてこれになった」

 ストーリーもさることながら、目を見張るのはめくるめくような映像表現の数々だ。ベッドのある屋上の風景に妖しさ漂うマジックショー、変幻自在に現れるアキの分身などが、原色系の強烈な色と光の中、ときには斜めのショットで、ときにはスローモーションでと、ありとあらゆる技法を駆使して描かれる。なかなか日本映画では見られないような独特の映像世界が展開するが、「もちろんいろんなシーンでいろんな映画をもろにパクっています」と悪びれずに語る。

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