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【矢板明夫の中国点描】習近平政権での粛清を予言した共産党古参幹部の死、その予言は的中し…

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【矢板明夫の中国点描】
習近平政権での粛清を予言した共産党古参幹部の死、その予言は的中し…

何方氏(本人の微博より) 何方氏(本人の微博より)

 もう一つは、59年の廬山会議で張氏が失脚した直後、人生の師匠を裏切って批判を展開したことである。「自分をどうしても許すことができない。その後の人生はざんげしながら生きている」と吐露した。毛沢東をまねる習近平政権の政治手法について厳しく批判したこともある。

 2015年、何氏は改革派雑誌だった「炎黄春秋」で日中関係について自身の考えをまとめた論文を発表した。「謝罪を求める被害者の意識を捨てて、平常心を持って日本と接するべきだ」と主張した。安倍晋三政権が主導した安全保障法制についても「普通の国家を目指すことと、軍国主義の復活は全く別問題だ。今の日本で軍国主義の復活はあり得ない」と論じた。

 中国屈指の日本問題の研究者である何氏の主張に、習指導部が全く耳を貸さないことは残念だ。(外信部次長)

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