産経ニュース

【久保田るり子の朝鮮半島ウォッチ】米の軍事オプション 北の1500カ所を一斉攻撃か 核兵器の捕捉が課題

ニュース プレミアム

記事詳細

更新

【久保田るり子の朝鮮半島ウォッチ】
米の軍事オプション 北の1500カ所を一斉攻撃か 核兵器の捕捉が課題

 トランプ米大統領は「リトル・ロケットマン」の挑発に対して「北朝鮮の完全破壊」に言及し、北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党委員長は「史上最高の超強硬対応措置の断行を慎重に考慮する」との声明を出した。首脳同士の罵り合いで対話の道は断たれたかにみえる。米国は当面、強度の制裁履行の努力を続けるだろうが、北朝鮮の行き過ぎた挑発を見過ごすことはなさそうだ。北朝鮮は太平洋上の水爆実験を強行するのか? 米国の軍事制圧はどんな形となるのか? 米軍情報に詳しい軍事問題専門家の惠谷治(えや・おさむ)氏は、北朝鮮はすでに米国のレッドライン(越えてはならない一線)を越えた、とみる。

あらゆる手段で攻撃

 国連総会のトランプ氏演説と、これを完全拒否する金正恩氏の“決裂宣言”で事態は米朝首脳対決という前代未聞の局面に入った。危険水域に入った今後の展開は北朝鮮の挑発の度合いにかかっている。

 「トランプ演説では米が“交渉のテーブル”につくことはあり得ないことがはっきりした」と惠谷氏は語る。北朝鮮が譲歩しない限り「軍事オプションしかない」との米国の最後通告が示された、というわけだ。

 惠谷氏によれば、作戦は米太平洋軍主体で南北軍事境界線(38度線)以北の南に向いた約1万2千門の砲弾や主要ミサイル基地などを巡航ミサイル、爆撃機、潜水艦、イージス艦、空母打撃群など、あらゆる手段を使う一斉攻撃。第一撃の標的は約1500カ所で、第2、第3と波状攻撃をかけるものという。

続きを読む

このニュースの写真

  • 米の軍事オプション 北の1500カ所を一斉攻撃か 核兵器の捕捉が課題

「ニュース」のランキング