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【群馬「正論」】中山恭子氏講演「国家が国民を救う文言がない現行憲法」 「北に罪の意識なし。拉致被害者は獲物」

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【群馬「正論」】
中山恭子氏講演「国家が国民を救う文言がない現行憲法」 「北に罪の意識なし。拉致被害者は獲物」

拉致事件に関する映像を示しながら憲法の問題点を指摘する中山恭子氏=11日、前橋市日吉町の前橋商工会議所会館(橋爪一彦撮影) 拉致事件に関する映像を示しながら憲法の問題点を指摘する中山恭子氏=11日、前橋市日吉町の前橋商工会議所会館(橋爪一彦撮影)

 欧州に偏重しがちな現代アートや音楽、演劇などの国際的祭典を「日本人の平等な目で評価すれば、アジア諸国も少数民族も集まってくる」とし、憲法改正と並ぶ日本の方向性として、訴えた。

 講演後の質疑で、「9条の1項、2項を残し自衛隊の存在を第3項として書き込む」との安倍晋三首相(自民党総裁)の方針について問われた中山氏は、1項と2項は極めて矛盾していると指摘。「ケーディスが指摘したように1項には自衛権が認められているのに対し、2項は『前項の目的を達するため』陸海空軍の戦力を保持しない、交戦権も認めないとしている。つなぎ合わせて作った条文の欠陥が出ている。その上に第3項を加えると一体、どうなってしまうのか」と指摘。これに対し今春、日本のこころがまとめた憲法改正草案を紹介。1項は踏襲し「自衛の場合を除き」武力行使の永久放棄を明記し、2項で「日本国は主権と独立を守り、国際的な平和活動に協力するため軍を保持する」と現状に即した条文としたと説明した。

 高等教育の無償化についても言及し、「中学を卒業して働いている人たちもいる。高等教育は奨学金などを手当をすればよく、むしろ幼児教育に力を入れて予算をあてるべきだ」と語った。

 なかやま・きょうこ 小・中・高と群馬で過ごし、前橋女子高から東大文学部卒。昭和41年、大蔵省(現・財務省)に入省、女性として同省初の課長、財務局長、審議官を歴任。ウズベキスタン特命全権大使などを経て平成14年に拉致被害者家族担当の内閣官房参与に就任、北朝鮮で拉致被害者5人を出迎えた。18年に第1次安倍内閣の拉致問題担当首相補佐官を務め政界へ。福田内閣で拉致問題担当大臣。22年に自民党を離れ、日本のこころ代表を経て小池新党「希望の党」に参加した。

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